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2017.06.16
西田豊明コラム

西田豊明コラム 第4回

西田豊明コラム 第4回
「ソフトテニスリーダースセミナー(1994)」よりグランドストローク・フォアハンド指導法(抜粋)の続編
【Part2】
 左脚のポイントを話しますが、やはり基本的には右脚の膝に「ため」がない事にはストロークは出来ないという事をもう一度、念頭に置いて下さい。
始めに右脚だけの一本打ちです。全日本トッププレイヤーである北本選手をはじめ、上松選手、それから日本体育大学の平山選手。今年度から国際ルールになりますので前衛もストロークが必要だと言われます。後衛と同じように前衛もストローク出来ればもっと幅の広い、今までと違ったゲーム展開が出来るのではないかと思います。右脚だけのストローク練習のポイントを説明します。
【右脚、片脚だけで】
北本選手と斉藤選手の、右脚の使い方ですが、右脚が止まった状態で打って、打ち終わった後に飛ぶ。膝が伸びきった状態ではなくて、ある程度、余裕を持ちながらストロークしてもらいます。これは簡単にやっているのですが、意外とやってみるとなかなか出来ないのです。
飛んでいるボールを見て下さい。両足で打っているボールと変わりないボールが飛んでいます。もっと言うならばボールの回転も良い回転で飛んでいるようです。
もう1つのポイントですが、右脚のつま先を見て下さい。直角です。真横を向いています。よくあるのが、つま先が打球方向を向いている。腰・肩を入れるためには、つま先を横に向けるようにします。
前衛がいると、後衛とは違う部分が生じます。レシーブをして前に行こうとするイメージが強いものですから、ポイントが前になり、前へ動いて行く状態で打っています。後衛は逆に右脚でためて、体を残して打っているという事がよく分かると思います。
この打ち方であればネットがないと思います。これは当たり前なのです。頭の軸がぶれないので、振りさえしっかりしていればネットにはかからないのです。ところが攻撃にはつながりません。やはり右脚で打ってしまうと受け身のストロークだと思います。
ではそこで何をすればよいか?今度は左脚だけで打てばよいのですが、これが難しいのです。右脚だけよりも左脚だけの方が難しいです。今度は逆にポイントを前にして、左脚の伸び上がりを見てほしいと思います。
この続きは次回【Part3】で

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