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2017.02.14
西田豊明コラム

西田豊明コラム 第2回

前回、私の経歴を紹介して頂きましたが1970年3月に日本体育大学を卒業以来、ソフトテニスの指導者、監督として競技者の育成とソフトテニス界発展を願い、多くの方々との交流がありました。
中でも1994年1月22日に開催しました「ソフトテニスリーダースセミナー」は当時の国際ルールに対する指導者の不安解消と「広島アジア大会」に正式種目として参加するソフトテニスの国際性や競技の活性化をねらってSTG会(ソフトテニス愛好者の親睦グループ)とソフトテニスメーカー会が合同で主催し進めようとしたものです。
 
日本連盟に後援をお願いし、その後の経緯から受講者サイドの「参加しやすさ」を考慮し最終的には日本連盟主催、文部省(当時)、教育委員会等の後援となりました。
 
この初めての企画であるリーダースセミナーは内容や規模、そして受講者の反応や盛り上がりからみて、大成功を収めたと思っています。
実行委員一人一人が持っているソフトテニスに対する愛着と、競技の発展を願う心意気が開催約8ヵ月前から20数回、交通費、食事はすべて自己負担。
活動費を使わずソフトテニスに対する情熱をどれくらい行動で示すことが出来るかを“合言葉”に一日8時間にもおよぶ会議も数回、実にすごい仲間達でした。
 
セミナー期間中についても補助学生同様、精力的に働き、手弁当でひたすら成功する努力をしてくれました。
日当や交通費が出なければ組織的な活動が制約される中アマチュアスポーツの原点にもどり、ボランティア活動を通じて成功したこの結果は当時の私たちに大きなことを教えてくれました。
 
そしてもうひとつ、ソフトテニスメーカー会の積極的な協力を掲げなければなりません。
メーカー各社が一社だけ抜け出ることなく、会場の展示コーナーや実行委員、そしてセミナーの企画から運営まで参加していただきました。
メーカー各社が共通の目的でセミナーの活動に携わることは今までになかったことではないでしょうか。また運営のノウハウの確かさ、そして実行力のある姿勢をしっかり示しました。
このようにソフトテニス界発展のためにはメーカー会の活動が大きな存在となり、現在でも指導者、競技者とともに発展していくべき姿であると思っております。
 
次回はこの「リーダースセミナー」の内容を一部紹介してまいります。20年以上経過している中でも当時の指導法が現在の指導法のヒントとお役に立てば幸いです。

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