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2008.05.16
ソフトボール

東日本高等学校女子ソフトボール大会 創設の回顧

土岐栄会長より、
『東日本高等学校女子ソフトボール大会 創設の回顧』という原稿をいただきました。
掲載させていただきます。
東日本高等学校女子ソフトボール大会 創設の回顧
東日本高等学校女子ソフトボール連盟 会長 土岐栄
「切磋琢磨」と「親睦」とを目標にするこの大会は、特に関東各都県の積極的なご支援とご協力により、発足以来、いよいよ盛大さと充実を果たし、大きな成果をあげ、初期の目標を達成しつつあることは誠にめでたい限りであり、創設者たちの本懐とするところであります。
そもそもこの連盟の発足は、昭和34年、当時の関東地区において未普及であったとき、熱狂的に、しかも純粋にソフトボールの指導にあたり、競技力の向上を画策する指導者、
氏名(当時の役職) ※以下敬称略
小林 拾壱郎(東京都立五商校長、東京都ソフトボール協会長、東京都高体連ソフトボール専門部長)
大野 義通(東京都立五商教頭・監督、東京都ソフトボール協会事務局長、東京都高体連ソフトボール専門委員長)
故 高橋 武勇(日本ソフトボール協会常任理事・審判長)
故 御喜 正(日本ソフトボール協会常任理事、神田女学園教頭・監督)
生方 博志(日本ソフトボール協会常任理事、埼玉県ソフトボール協会理事長、浦和南高校教頭・監督、高体連専門委員長)
坂本 清(ナガセケンコー株式会社)
など各氏を土岐が主宰し、宇都宮市内の護国会館へ同志を招待して、当時の「ソフトボール界の西高東低」を打開しようと協議をし、議論を述べ合い、結論として高体連との関連をなくし独立、自主運営による大会の開催と研修の強化を不動の目標として、なおその上協賛はナガセケンコー㈱一社のみに限定して組織を創り、昭和34年に第1回大会を宇都宮市の県営運動公園球場を主会場にして意気軒昂(※1)、洋々として始めたのは良かったが、当日は朝から春雨。グランドの使用がままならずして、窮余の策として県営教育会館を借用し、折角のチャンスだからと各チームの交歓会(32チーム)とルールの研修会を開き、何とか午前中は終了させた。そして異口同音に各氏は「雨降って地固まる」と負け惜しみを吐いたのが今は懐かしい。
特にこの大会を積極的に受入れ開催して賜わした東京都、埼玉県、山梨県、栃木県など、多くの県関係者各位に深甚なる謝礼を改めて申し述べたい。
最後にこれらの各氏のうち、今は亡き同志に対しては、ご冥福を心より祈り、かくしゃく※2として存命の各位には、今後のご清健とご多幸とを念願し終わりといたします。
※1:意気軒昂(いきけんこう)…意気込みが盛んで、元気いっぱいな様
※2:かくしゃく(矍鑠)…年をとっても元気な様

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